高齢になると膝が痛む方が多くなりますね。
当院にも、膝が痛くて正座が出来ないとか、歩きにくいと言われる方が多く来院されます。
このような方が、共通して言われるのは、病院に行ってレントゲンを撮ってもらったら、「膝が変形しているから治らない」「歳のせい」「痩せなさい」などです。本当にそうなのでしょうか?
そこで、当院に来られた方の症例をもとにして、整体的に膝の痛みを考えてみましょう。
膝が曲がらない
先日、来院された70歳代の女性です。
数年前から膝が痛みだして、現在は90度まで曲がりません。ですから歩くのも杖なしでは歩けませんし、もちろん正座なんて出来ません。
さっそく診てみると、全身がカチカチになっています。
こういった場合は、全身が影響しているので膝だけ施術してもよくなりません。
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あっ
どういった症状でも、その部分だけ施術しても一時的に楽になるだけで、本当の原因が他の場所にあるため、すぐに元に戻ります。
例えば、肩が凝るからと、肩ばかり一生懸命に揉んでしまいがちですが、本当の原因は、股関節にあったり、足首にあったりするので、そこを改善させなければ根本的な解決になりませんね。
この女性は肥満気味で、身体の向きを変えるのも少ししんどいようなので椅子に座った状態で、まず肩関節を緩めました。
その後、仰向けに寝てもらい膝の曲がり具合を調べてみると、やはり90度もいかないうちに痛みが出るようです。かなり股関節も硬いので、先に股関節と足首も緩めてからやっと膝にかかれます。
お皿が動かない
膝を診てみますとかなり硬く腫れたようになっています。
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特に膝の内側はこぶのように盛り上がりカチカチです。
膝のお皿を指で触って動かしてみてもびくともしません。
みなさんもご自分のお皿を動かしてみてください。どうです、動きましたか?
通常、痛みが無いか、少し痛いくらいなら上下左右に動くはずですよ。
あっ!
力を抜いてしっかり脚を伸ばしてから確認してくださいね。曲げていたり、力が入っていたら動きにくくなりますよ。
お皿が硬いということは、膝を曲げたときにお皿がスムーズに移動せず、膝関節に引っかかり、しっかり曲げれないばかりか、痛みも伴います。
まずは、ここを動くようにするために緩めます。
どうやって緩めるかと言いますと、お皿の右上、左上、右下、左下に親指を順番に当てるだけです。揉む必要はありませんし強く押える必要もありません。
ただ、じわ〜っと指を当てるだけです。これですこしずつ筋肉が緩んできます。
この方の場合、かなり年季が入っていたので時間がかかりましたが、なんとか少しずつお皿が動くようになりました。
膝も先ほどよりは曲げれるようになりました。
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膝の痛い方で、お皿の動きにくい人は、股関節とお皿の周りを緩めるだけでも結構楽になりことが多いですよ。お試しあれ。
膝がねじれている
お皿が動くようになったところで、次に膝関節のズレている方向の確認です。
この膝関節は、太ももの大腿骨とすねの頚骨の繋ぎ目で人間の体重を支えながら、歩いたり、走ったり、飛んだり、はねたりと自由に動かせ、時には体重の何倍もの圧力がかかります。そのため、強力な靱帯と大腿四頭筋やハムストリング等の強力な筋肉によって支えられ、半月盤というクッションによって衝撃を吸収しているまさに「神の苦心作」と呼ばれる関節です。
常にいろいろな方向から力がかかっているのですから、ズレたりねじれたりするのも当然ですよね。
若いうちは、筋肉も柔軟で血行も良いため、自然と元の位置に戻るのですが、身体が硬くなるとズレた関節が戻りにくくなり、さらにそれ以上ズレないように膝周りを硬くする自己防衛が働き、痛いまま治らないと言うことになります。
そこでこのズレを矯正してやれば、うそのように痛みが無くなることも珍しくありません。
さてこの女性、膝が内側にズレ、さらに内側にねじれもあるようです。
ここは、難しく考える必要は無く、内側にねじれていたら外側へねじり返してやれば元に戻るのでその施術を行いました。
年季が入っているので理屈ほど簡単にはいきませんでしたが、なんとか痛みはかなり和らぎ、歩きやすくなったとのことでしたので一回目の施術を終わりました。
残念ながら、こういう場合は、一回で完璧に治ると言うわけには行きません。また膝がねじれて痛みが出てきます。矯正を繰り返して徐々に改善して行くことが多いですね。それでも注射や薬で痛みを感じなくする対処療法より効果は期待できますよ。一度お試しあれ。
追記(2009年2月)
現在の施術では、ひざを細かく見ることと頭蓋骨の調整で、もっと簡単にひざ痛を改善する事が多くなっています
一般的には難しいとされていますが、当院では早い段階で痛みが取れる方が多いですよ
あきらめないで、ぜひお越しください
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