交通事故では主にバイクや自転車に乗った方が転倒したときなどに基節骨を骨折し、可動域制限、変形や痛み等の後遺障害が残ってしまうことがあります。
ここでは基節骨骨折の概要、治療、後遺障害等級との関係などについて記載しています。
1.基節骨骨折の概要・治療
(1)基節骨骨幹部骨折
基節骨骨幹部骨折は、伸筋腱と骨間筋腱の作用で背屈転位をします。保存療法では、MP関節を可能な限り屈曲して外固定します。内固定法の場合には、基節骨末梢からの髄内固定が推奨されています。
(2)基節骨頚部骨折
基節骨頚部骨折では、背屈転位をし、PIP関節の屈曲強制で徒手整復されるものが大部分とされています。
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